こんにちは!ラウレア建築工房です。
今日は前回のブログ 「ウッドデッキと採光できる壁面 ~バルコニー下の空間の快適化 その1~」の続きをお届けいたします。
バルコニー下、中庭的空間の快適化
壁面の出入り口をふさぐために、中空版ポリカーボネートを使用する事
中庭の床レベルを住宅側と同じくするために、デッキを施工する事
ワンちゃんがお散歩帰りに足を洗うための場所を確保する事
水道をバルコニー2階へも移設する事
などが決まり、煮詰めるために打ち合わせを重ねました。
メインの工事となるデッキを作る材料に関して、T様は樹脂製のデッキ材にするか天然木にするか?でお悩みのようでしたので、弊社一押しのハードウッド イタウバ材でのデッキ作成をおすすめいたしました。
理由としては、樹脂製のデッキ材の寿命も、ハードウッドのデッキ材も寿命は実は同じくらい(20年ほど)
樹脂製デッキの方が長持ちすると思われがちですが、いやいやいやいやいやいやそんな事はないのです!
ウッドデッキで早くに腐敗が生じるものは、杉などの柔らかい木材で作られたものです。
柔らかい木材は腐りやすいです。
価格は抑えられますが、すぐ腐ってしまいます。
安く施工できたとしても、すぐ腐ってしまうのでは逆にもったいないと思うのです。
それに引き換え、ハードウッドは硬くて頑丈。
その中でもイタウバは油分を多く含み、ささくれになりにくい素材なので、ウッドデッキにはもってこいの木材です!
そのため、弊社ではイタウバ材をお勧めしております。
加えてハードウッドは、ペイントしなくても自然色のままでいけます。少しずつ白銀化してきますが、それがまた味となりますし、気になる方はその後の塗装も可能です。
そして何より、とてもオシャレ♪♪♪
お洒落なT様ご夫妻にはこれ以外に考えられない。と思っておりました。
ただ弊社の考えを押し付けるわけにはいきません。
ご提案書にて、樹脂製デッキの場合のメリット・デメリット、ハードウッドデッキの場合のメリット・デメリットそれぞれをご説明し、ご納得いただいた上でイタウバ材でのウッドデッキでの施工が決定しました!(パチパチパチパチ)
必然的に、中空版ポリカーボネートを使用した壁面も、骨組みをアルミからイタウバ材にすることに。
空間の統一性ができますし、後から付けることになった、勝手口ドアや窓も問題なく施工する事が可能となりました。
壁面の枠組みをイタウバ材でしつつ、ウッドデッキを組み立てていきます。
お施主様のご要望で、勝手口から段差を設けたいこと、わんちゃんのお散歩帰りに足洗い場を設けることを考慮し、デザインいたしました。
わんちゃんの足洗い場には、ペット専用のガーデンパンを採用しました。
このペット専用ガーデンパン とても良くできております。
落ちた毛は、すのこを取り外す事ができお掃除カンタン
シャワーも、ペット専用手元で出方を調節できるもの。
加えてシャワー水栓取り付け壁面のイタウバ材腰パネルは、弊社オリジナルで製作いたしました。
その後、横滑り窓を入れ
中空版ポリカーボネートにて壁面を施工
ビフォー画像と比較してご覧ください。
勝手口ドアも入れてみます。
まず勝手口ドアを組むための骨組みをイタウバ材で組みます。
勝手口ドアを施工!採風タイプなので風も取り込めます♪
こちらもビフォーアフターをご覧ください。
グッと空間全体のイメージが様変わりした事をご確認いただけるかと思います。
おまけ 外から見た画像です。ご覧ください。
外から見てもおしゃれですね。
ハードウッドを使用する事でより素敵になる事を確信させてくれた工事でした!!!
T様にも大変喜んで頂き、最近ではハンモックを出して空間を楽しまれているとご連絡いただきました。
お客様のお喜びの声を頂ける事がなによりの励みです。
今後も様々なご提案ができるよう日々精進して参りたいと思います。
お家時間が増えている昨今、より快適な住まいづくりをしませんか?
お家のお悩み、お気軽にご相談ください。
今回使用した資材
ペット用シャワー :カクダイ ペット用双口水栓
ペット用ガーデンパン:トレビマルチ GPT-MLTGS
横滑り窓: LIXIL デュオPG 横滑り窓
勝手口ドア:LIXIL デュオPG 採風勝手口ドア(ドアクローザー、鍵付き)
※グレーチングバルコニーの雨落ち対策工事に関して
各自治体の建築基準法の建ぺい率、容積率の数値を基準に、グレーチングバルコニーの床面積が建物面積に含まれているものは施工可能です。
グレーチングバルコニーの床面積が含まれていないものは、それを含んでも建ぺい率を超えない場合のみ施工可能となります。
ご自宅の建築面積、床面積、建ぺい率、容積率に関しては、施工時のハウスエーカーまたは工務店へお問い合わせください。